タイプ判定についての問題
人はさまざまなパーソナリティの側面を持っています。エニアグラムの性格タイプは、個々人が持って生まれた本質の上に根ざすものであり、社会的役割や職業的性格として身につけたものとは異なります。そういったものは、基本的な性格の上にかぶさるペルソナのようなものであり、人によっては社会的役割や職業的性格と、本来持っている性格が一致する場合もあれば、また非常に異なる場合もあるでしょう。
エニアグラムのタイプ探しは、それゆえ日常、私たちが自分はこういう性格だと自己認識しているものとは異なる場合があります。そこで、このホームページにも掲載してありますが、たいていの人はまず、チェックテストなどで自分のタイプを診断しようとします。
しかし、ここにも問題があります。自己診断のチェックテストはあくまで、9タイプあるなかで自分がどのあたりにいるかを探す目安としては役立ちますが、正確にタイプを判定するものとして100パーセント頼ることはできません。なぜなら、文字で表現されたものにはそれなりの限界があるからです。チェックテストの項目は、場合によっては、ペルソナのほうの性格に当てはまる場合があります。
それゆえ、自己診断には自己診断の限界があることを理解しておいていただきたいのですが、残念なことに最初のチェックテストの結果に、いつまでもこだわり続ける方がいます。(タイプ探しにおいても過去の結果に拘泥するより、いまここで起こっていること、いまここでの理解を大切にしていきたいものです)
エニアグラムのタイプは、自分一人ではなかなか見つけにくいものです。ワークショップに参加されるなど、グループの中で他の人との違いや共通点を理解していくことによって、「気づき」が得られます。理想的には、ファシリテーターと呼ばれるエニアグラムの全体像を把握した上で、タイプを探っていくための場を束ねていける人がいるといちばんいいのですが、エニアグラムに興味のある人たちが一緒に集まり、グループで学びあうというのもいいかもしれません。
タイプ判定に関しては、自分のタイプはあくまで自分で探さなければ、はたからこのタイプといわれても、完全には納得がいきません。むしろ、決めつけられたと反発を感じる人も多いようです。ファシリテーターが「あなたはこのタイプ」と、タイプを決めつけてくるようなところは、あまりいいワークが行われていないと断言してもいいでしょう。
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| ※わたしたちのエニアグラム理解は、アメリカのエニアグラム研究者ドン・リチャード・リソとラス・ハドソンの教示と理論にその多くを負っています。 |
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