◆エニアグラムのタイプは質問紙のみによっては必ずしも性格に判断できるとは限りません。わたしたちの性格は言葉による理解だけでその全体性が把握できるものではないからです。ですが、エニアグラムでは9つのタイプがありますから、自分がどのタイプなのか一応のめどをつけるための指標がほしいものです。そこで、こういったチェックテストがいくらか役立つわけですが、それも一つのテストだけではなく、ここにあげたようないくつかのテストをやって見られ、その結果を参考にされるとよいと思います。
◆チェックテストの問題点は、あなたはどんな人ですか? こういうところがありますか? では、こういうところがあれば、このタイプかもしれませんね。というふうに結果が導かれていきますが、じつはそこに問題があります。これはいわば、”自己申告”ですから、本人が正直に答えていなければ、結果は違ったところに導かれていってしまう。正直に答えなければ、というのは、何も故意にうそをつくというのではなく、わたしたちは自分で自分のも無意識のうちに、思い込んでいるところがあり、また回りの人には見えているのに、本人は気づいていない特徴などもあり、なかなか、自分で自分を客観的に眺めるということができないということです。
◆それに、文字で書かれた質問項目では、その人の役割意識(社会での自分の役割、家族のなかでの役割など)や、これが望ましいとされているのでないかと本人が感じる性格、あこがれている性格、つまりこういう自分ではなく、こうありたい自分などが出てきてしまうことがあります。
◆こういった自己診断は入り口のところでは役に立つと思いますが、エニアグラムでワークショップといっている、グループで学ぶ場所が必要となってくるのは、じつはこういった自己診断だけでは、なかなか「気づき」が得られないということがあるからです。そのあたりを踏まえて、気楽な気持ちでテストをやっていただけたらと思います。
◇エニアグラムの面白さは、タイプがわかった!で終わりではなく、そこからが奥深い人間探求の道につながっていくわけです。
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